人見知りで大人しい人の戦略

恥・シャイ・人見知り

「和して同ぜず」

私が好きな論語に「和して同ぜず」というものがあります。

人間関係に役立つ言葉だなと思っていて

意味としては周りの人達と協調はするが、同調はしないということです。

私の解釈にはなりますが、協調性を持って周りの人達と関わったりしますが

むやみやたらに意見を合わせたり、相手のご機嫌取りをしたりしないことです。

職場の人間関係

特に職場の人間関係はこの「和して同ぜず」がいいのではないかと思います。

自分の意見を持つことは大事ですし、職場の人間にご機嫌取りをしていいことがあるとは限りません。

それを見た他の人は不快感を感じる可能性もあります。

つかず離れずの距離感でいいでしょう。

人見知りの人間にとって面倒なのが飲み会です。

職場の飲み会、忘年会や新年会なども苦手な人は多いと思います。

昔と比べれば、会社の飲み会は減ってきていると思いますが、飲み会をする会社はまだまだあると思います。

そこまで仲がいいわけでもない人達なので、間がもたないことや会話をする人がいなく一人で過ごすことになり気まずい思いをすることがあると思います。

また、悪ノリしてくる人間にノリが悪いとか大人しすぎる、何か面白いこと話せよとダルい絡みをされるのも面倒であります。

頑張って話しても帰ったら、どっと疲れていたり自己嫌悪になることはよくあると思います。

コミュニティーによってあなたに合う合わないというのはどうしてもあります。

またその会社にどういった人たちが集まっているかにもよります。

そこで上手く立ち回れなくても、別のコミュニティーに行けばコミュニケーションが取れて居心地も悪くないというのはザラにあります。

私もそうですが、人見知りや大人しい人は大人数の場が苦手な人は多いでしょう。

それなら少人数であったり一対一で人と関わるところで人と関係を作れば言い訳です。

そういった場の方が仲が深まりやすいというのもあります。

ですので、職場の飲み会や集まりなどで周りと上手く打ち解けられないと悩む必要はありません。

極論を言うと、会社というところはお金を稼ぐ場所であるので、仲良くする必要はありません。

もちろん、仕事上のコミュニケーションをちゃんと取ることは業務を回す上で重要です。

それ以外で仲良くする、打ち解ける、楽しい会話をしなければならないと感じているとしたら

もっと割り切ってもいいかと思います。

そのためには職場以外のコミュニティーを持つことは大事です。

自分がそこにいて落ち着くようなコミュニティーがあれば

職場で多少、人間関係で気まずい思いをしても精神衛生がいいです。

職場を自分の中で全てにしないようにしましょう。

さりげなく話しかける

人見知りの方は他人に話しかけることが苦手です。

何を話そう、今話しかけて大丈夫かな、など色々考えすぎて結局話しかけられなかったということがあると思います。

また、騒がしいところだと大きな声で話しかけないと相手に聞こえないため臆してしまいます。

それで話しかけることをやめてしまうこともあるでしょう。

なぜ、気軽に話しかけられないかというと、

過去に勇気を振り絞って話しかけたのに相手にいい反応をされなかったり、もしくは無視された。

そういった記憶は無意識の中に保存されているため、似たようなシチュエーションになるとポンっと急にその記憶が出てきます。

なので、話しかけることができない心理状態になります。

そういった状態を改善するためには、やはり話しかけるしかありません。

あまり考えすぎずにパッとすぐに話しかけることがコツです。

考え込んでしまうと、どうしても躊躇が生まれます。

そして話しかけるタイミングを逃してしまいます。

考えてしまう前に話しかけてしまうのです。

話の内容を前もって考えるのではなく、話しながら考えて行けばいいのです。

最初はうまくできないかもしれませんが、

人との雑談を重ねていけば自ずとパッと話しかけられるようになります。

愛想をよくする

人見知りの人が愛想を良くするのは難しいかもしれません。

しかし、愛想を良くすることによって人間関係というのはだいぶ良くなります。

話しかけるのが苦手なのであれば、話しかけてくれた人には笑顔で話を聞く。

笑顔というのは安心感を人に与えます。

あなたも不機嫌な人には話しかけづらいと思います。

人に話しかけようと思ったら、話しかけやすい人に話しかけると思います。

話しかけやすい人というのは愛想がよく笑顔が多い人です。

もしも人に話しかけるのが苦手なのであれば、愛想を少しだけでも良くすると会話のきっかけになります。

愛想を良くするにはまず自分の機嫌は自分で取る必要があります。

周りの人を見てもわかるかもしれませんが、自分で自分の機嫌を取れない人というのは案外多いです。

大人になるためには自分の機嫌を相手にとってもらうのではなく、ちゃんと自分でとりましょう。

あなたが一匹狼だとしてもまずは愛想を良くして、愛想がいい一匹狼になるのが良いかと思います。

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