パニックに襲われるあなたへ──不安と疲れの影にある“脳疲労”というサイン

メンタルヘルス

パニック障害は脳疲労が原因とも言われています。
脳疲労=ストレスでもあります。
ストレスには環境から受けるものと、自分の生活習慣の乱れからくるものがあります。

たとえば、毎日満員電車に揺られているだけでも、無意識に神経はすり減っています。

周囲の視線、騒音、他人の気配……自分では慣れたつもりでも、脳は休めていません。

また、スマホやパソコンをずっと見ていると、脳が休む暇もなく情報を処理し続けることになります。

現代人は常に”オン”の状態になってしまっていて、オフに切り替えるのが難しくなっているんです。

この“切り替えられない”状態こそ、脳疲労の大きな原因のひとつです。

■ 脳疲労とは何か?

脳疲労とは、その名の通り脳が疲れた状態です。
もっと正確に言えば、脳の中でも特に「前頭葉」という部分の働きが低下している状態のことを指します。

前頭葉は感情のコントロール、判断、行動の抑制など、まさに“人間らしさ”を司る部位。

ここが疲れてくると、

  • イライラしやすくなる
  • 物事をネガティブに捉えがちになる
  • 判断が鈍くなる
  • 集中できない
  • 不安や恐怖が強くなる

といった状態に陥りやすくなります。

つまり、「最近すぐ疲れる」「感情が安定しない」「人と話すのがしんどい」といった症状の背景には、脳疲労が潜んでいるかもしれないということです。

■ パニック障害と脳疲労の関係

パニック障害は、自律神経の乱れや、過剰な不安反応によって起こるとされます。
その根っこには、ストレスによる脳疲労があることも少なくありません。

たとえば、慢性的な脳疲労状態になると、「何でもない場面で急に息が詰まるような感覚」「急に心臓がバクバクする」などのパニック発作につながるリスクが高まります。

脳が“過緊張”の状態にあると、ちょっとした刺激でも「危険だ!」と過剰に反応してしまいます。

■ 脳疲労のチェックリスト

次のような状態が続いているとしたら、脳疲労のサインかもしれません。

  • 朝起きたときから疲れている
  • SNSやニュースを見たあと、なんだか気分が沈む
  • 人と会った後、どっと疲れる
  • 映画や音楽が楽しめなくなってきた
  • 何かに感動することが少なくなった
  • 寝てもスッキリしない
  • 頭が常にモヤモヤしている

思い当たるものがあれば、まずは「脳を休ませること」が優先です。

■ 脳を休ませるには?

脳の疲れを取るには、単に“睡眠をとる”だけでは足りません。
むしろ、脳が興奮したままベッドに入っても、質のいい睡眠は取れないです。

ポイントは、「脳のオンをちゃんとオフに切り替える」
以下のような方法がおすすめです。

  • 寝る前のスマホ断ち(ブルーライト&情報遮断)
  • 静かな音楽を聴く(α波など)
  • 目を閉じて深呼吸(呼吸法)
  • 自然の中で過ごす(木や風、川の音に触れる)

「何もしていないけど、脳はフル回転」になっている人がとても多いんです。

あえて“ぼーっとする時間”を意識的につくること。
これが、脳をいたわる第一歩です。

■ 生活習慣と脳疲労

意外と見落としがちなのが、食事・運動・光の影響です。

たとえば:

  • ジャンクフードや砂糖の摂りすぎ → 血糖値の乱高下 → 脳が疲れやすくなる
  • 日光を浴びない → セロトニン不足 → 脳の回復力低下
  • 運動不足 → 血流が悪くなり、脳への栄養供給が滞る

つまり、「生活習慣の乱れ」も脳疲労に直結しています。

どんなにメンタルケアをしていても、
身体からくる不調を無視していたら、脳は回復しません。

■ 最後に:脳を労わることは、自分を労わること

現代は、“見えない疲れ”がどんどん溜まる時代です。

がんばりすぎているのは、身体よりも「脳」かもしれません。

・朝起きたときにすでに疲れている
・予定がないのに気が休まらない
・ちょっとしたことに過敏に反応してしまう

そんな時は、がんばりの方向を“外”から“内”に変えてみましょう。

脳が休まると、不思議と心が穏やかになります。
心が穏やかになると、世界の見え方が変わります。

今まで「自分がおかしいのかも」と思っていたことも、
実は“疲れていただけ”だったのかもしれません。

焦らず、少しずつ。
脳にも、ちゃんとお休みをあげていきましょう。

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