社会で生きていく上で、誰もがまず最初に目指すものは「自立」だと私は考えます。
自立の定義は人それぞれですが、私は「何事にも過度に依存しないこと」だと思います。
仕事をせず親のお金を頼りにしている、異性と依存的な関係に陥ってしまう、ギャンブルにハマって抜け出せない──
自立できなくなる要因はいくつかあります。
もし自分に自立できない部分があるのなら、それらを一つずつ見つめ直し、解消していくことが大切です。
仕事
株で大儲けしたとか、実家が資産家でお金に困らないという人ならば、仕事をしなくても生きていけるかもしれません。
でも、多くの人は何かしら仕事をして生活費を稼がなければなりません。
仕事は人生の多くの時間を占めます。
つまり、
仕事が最悪=人生が最悪
になる可能性も高いということです。
うまくいかずに辞めてしまう人も多いですが、原因は何でしょうか?
多くの人がやってしまう間違いのひとつが、「給料がいい」「福利厚生が充実している」などの条件面だけで職を選ぶことです。
そうすると、仕事内容や職場の雰囲気が合わず、ミスマッチが生まれやすくなります。
本当に自立した仕事選びとは、「自分が社会に何を提供できるか?」という視点で考えることです。
自分の好きなこと、得意なことを活かしながら、社会や人が求めている価値を提供する。
これができれば、仕事は自分の人生を豊かにするものへと変わっていきます。
お金
お金の問題も、自立に深く関わっています。
前述の仕事とも繋がりますが、「社会に求められるものを提供することができれば、お金に困ることは少なくなる」というのが資本主義の仕組みです。
そして、どれだけ稼いでいても、「使いすぎればお金はなくなる」という単純な原則も忘れてはいけません。
例えば、月収100万円の人が毎月110万円使っていたら赤字です。
一方で月収25万円の人が毎月15万円で暮らしていれば、毎月10万円貯金可能ということです。
大切なのは、稼ぎの多さではなく、使い方と管理力です。
自立の第一歩は、「入ってくるお金以上には使わない」
シンプルですが、非常に重要な考え方です。
そして、お金との関係性は「敵」や「支配者」としてではなく、「良き友人」として捉えることが、自立へのマインドとしておすすめです。
家族
家族も、自立における大きなテーマです。
親の価値観や経済的支援に頼り続けていると、精神的にも社会的にも自立は難しくなります。
「親の望む道を歩んできた」「親の顔色を伺って生きてきた」という人も多いかもしれません。
もちろん、家族は大切な存在です。
しかし、自立とは家族から完全に離れることではなく、家族と対等な関係を築くことです。
親への感謝を忘れずに、自分の意思で人生を選ぶ。
そして、自分の責任で行動する。
そういった態度が本当の意味での自立を生みます。
もし、家族との関係が苦しかったり、距離を置きたいと感じるならば、それを選ぶ自由も自立には必要です。
家族はあなたの人生の一部であっても、すべてではありません。
精神性
精神的な成熟も、自立の土台です。
見た目や状況的には自立していても、内面が不安定だったり、常に他人の評価に振り回されていたりすると、それはまだ「依存的な状態」と言えるかもしれません。
精神的自立とは、自分の感情に責任を持ち、自分の内面と向き合う力のことです。
たとえば、落ち込んだときや不安なときに「誰かなんとかしてほしい」と思う前に、「今、自分はどう感じているか」「どうすれば落ち着けるか」と自分に問いかける習慣をつけること。
日記をつける、散歩する、自然の中で静かな時間を持つ。
そうした小さな習慣が、自分との信頼関係を育ててくれます。
外側を整えるだけでなく、内側にも目を向けること。
それが精神的な自立を支えます。
人間関係
「人間関係」は、自立にとってとても繊細なテーマです。
誰かに依存してしまう関係、自分の意見を我慢し続ける関係、嫌われたくない一心で本音を隠してしまう関係。
こういった関係性は、自立を阻むものです。
自立とは一人で生きることではなく、誰かと健全な距離感でつながることです。
対等な関係、安心できる関係、お互いの自由を尊重できる関係を築く力が、自立した人間関係です。
無理に付き合う必要はありません。
「この人といると疲れる」と感じたら、距離を取ることも大切です。
逆に、「この人といると心地よい」「自分らしくいられる」と思える人との関係を大切にすることも、自立を支えてくれます。
健康(身体)
身体が資本とはよく言いますが、まさにその通りです。
どんなにお金があっても、仕事がうまくいっていても、健康を失えば自由は失われてしまいます
自立とは、自分の生活に責任を持つことであり、その中には自分の身体を守ることも含まれます。
睡眠・食事・運動・休息
これらの基本的な習慣が、自立の土台になります。
また、ストレスや心の不調を感じたら、我慢するのではなく、必要に応じて専門家の手を借りることも大切です。
自立しているからこそ、「助けを求める力」も持ち合わせているのです。
「疲れている」と感じたら休む。
「心が苦しい」と思ったら一人で抱え込まない。
そういうシンプルな行動が、結果的にあなたの自立を支えてくれます。
まとめ
自立とは、単に「人に頼らないこと」ではありません。
- 社会の中で役割を果たし(仕事)
- 自分で収入と支出を管理し(お金)
- 家族と対等な関係を築き(家族)
- 自分の内面と向き合い(精神性)
- 健全な人間関係を育み(人間関係)
- 心身の健康を守る(健康)
この6つの土台が整ってはじめて、本当の意味での「自立」に近づいていきます。
もし、どれかに不安があるなら、そこから一つずつ整えていけばいいのです。
自立とは、完璧な人間になることではなく、自分の人生を自分の意思で選び取っていく力を育てていくこと。
それは、今この瞬間から始められます。
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