レジリエンスを育もう ー失敗から成長へー

マインド

レジリエンスとは?

自発的治癒力の意味である。「精神的回復力」「抵抗力」「復元力」「耐久力」「再起力」などとも訳されるが、訳語を用いずそのままレジリエンス、またはレジリアンスと表記して用いることが多い。 ーWikipedia

レジリエンスとは何かストレスを受けたり、失敗をしてしまった時に、それらに押しつぶされるのではなく跳ね返して立ち直る力であります。

レジリエンスを例えるなら、柔軟性がある心の力強さです。

なぜレジリエンスが育たないのか

一つは失敗を過度に恐れるマインドがあると考えられます。

失敗をしたら、ストレスがかかりますし、落ち込みますし、心が傷つきますし、恥ずかしい思いをしたり、いい気分ではないと思います。

しかし、なぜ失敗を恐れるのでしょうか?

それは失敗を失敗として捉えているからです。

日本は失敗を恐れる人が多いです。

学校や会社で失敗したら怒られたり、周りから白い目で見られたりします。この懲罰的な要素が失敗を恐れる人を増やしている結果になっていると私は思います。

文化的にも恥をかくことは避けます。

遺伝的にも文化的にも失敗はしてはいけないものとして潜在意識に深くインプットされています。

これが失敗を恐れる大きな原因ではないでしょうか。

失敗は成長の種

では失敗を失敗として捉えないようにするにはどうすればよいでしょうか?

それは人生にとって失敗は存在しないと考えればいいです。

失敗と思うものはただの出来事であり、それからフィードバックを得て、次に活かすことが最善となります。

そうすれば、失敗は失敗ではなくなります。

あなたが成長するために起きた出来事と捉えることが可能です。

例えば、仕事でミスをして上司に怒られたとします。

その出来事を失敗として捉えるとただただ落ち込みストレスが溜まるだけになります。

そうではなく、どうしてそのミスをしたのか、同じような機会があったらどのようにすればいいか考える事は重要です。

そのミスをした機会で学べば次はミスをしなくなりあなたはできる仕事が増えたことになります。

失敗から成長にチェンジしたことになります。

他にも、人と上手くコミュニケーションが取れなく嫌われたとします。

なぜ嫌われたのか?自分のコミュニケーションのどこが良くなかったのか、または単に相手の機嫌が悪かっただけなのかと色々考えられます。

関係を修復できるのならしたほうがいいかもしれませんが、出来なかったとしたら、コミュニケーションの練習だと割り切りましょう。あなたにはまだ練習が必要、もっとそういった機会が必要というシグナルかもしれません。

コミュニケーションも取れば取るほど、上達していきます。ここで上手くいかなかった、失敗だといって、立ち止まってしまうと成長する機会がなくなってしまいます。

失敗は成長の種になり、あなたが成長するチャンスでもあります。

何度でも立ち上がれる

アメリカの大統領でもあったリンカーンはある言葉を残しています。

あなたが転んでしまったことに関心はない。そこから立ち上がることに関心があるのだ

転んだこと(失敗)によって人生が終わるわけではありません。

この名言でも、転んだこと(失敗)にフォーカスするのではなく、いかに立ち上がる(成長)のかを表していると思います。

失敗は恐れるものではなく、逆に成長できる貴重な機会です。

失敗をしたら、一時は嫌な感情を味わうかもしれませんが長い目で見ると成長していくことになります。

なので、人生には失敗というのは存在しません。

失敗を失敗として捉えた時に失敗となるのです。

困難はいつ訪れるかわかりませんが、転んだとしても何度でも立ち上がれます。立ち上がる時に以前より成長した自分になります。

このことから、困難が多い人ほど成長していくことになります。

困難なんて出来れば避けたいものかもしれませんが、大した人であればあるほど多くの困難を経験しています。

昔から「苦労は買ってでもしろ」と言われるくらいですからね。

苦労を乗り越えると自信もつきます。自分はこれだけのことをやってきたと言えます。

ストレスに押しつぶされるのではなく、どのように状況を打破していけるか、変えられないことは無理に変えるのではなく受容する。

変えられるのであれば、目標を立てチャレンジする。

そのような姿勢であなたの中にあるレジリエンスを育てていきましょう。

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